• 2015.06.25

    日枝神社 山王嘉祥祭

    赤坂日枝神社において山王嘉祥祭が6月16日に執り行われました。
    山王嘉祥祭は、徳川家康により江戸幕府開闢以来、毎年6月16日に行われていた大変由緒ある祭事です。
    江戸幕府の重要な催しのひとつでしたが、明治以降、この催しが途絶えてしまいました。
    赤坂日枝神社では、この山王嘉祥祭を神社の主要な祭りとして昭和54年6月16日に復活させましたが、それは奇しくも全国和菓子協会が「和菓子の日」を制定したことと時を同じくしています。この山王嘉祥祭は『和菓子の日』の項(くわしくは、こちらをご覧ください)でも記載している通り「和菓子の日」制定の根拠となった祭事であり、和菓子の祭りでもあります。
    6月16日当日には毎年、東京和菓子協会の技術者が和菓子(煉切)を神前でつくって奉納し、和菓子の振興と発展とを祈願しています。
    本年も6月16日午後1時より和菓子協会員約30名が揃いの法被を着て山王嘉祥祭に参列し、当協会技術研究委員の伊藤氏による煉切奉納が行われ、参拝者にご神供が配られました。